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自分のピアノの演奏を録音して聴いてみると、音が固く素っ気ない印象を受けます。
音の始まりや終わりが、 何かでスパッと切った 断面のように感じられるのです。
「先生のように柔らかく暖かみのある音色で弾けたらいいな。」
そんな思いをずっと抱いていたところ、先日のレッスンで
打鍵と離鍵の速度について教わりました。
先生のお手本を聴いて、
ゆっくりとおろすことで柔らかい音になる事、
ゆっくりと上げることで音の終わりがスッーっと消えてゆく事を実感しました。
具体的な練習の方法を教わった後で、このような 説明も受けました。
先生「私とsmile**さんが同じ速度で同じ曲を弾いても、
私の方がゆったりと聞こえると思いませんか?」
私 「はい、以前からそう感じていました。その事が不思議でした。」
先生「それも打鍵や離鍵の速度と関係しているんですよ。」
そこで、先生と一緒に右手で同じメロディーを弾いてみました。
すると、二人とも同じテンポで弾いているのにもかかわらず、
先生の方が音の立ち上がりがゆっくりで、私の演奏とは微妙なズレが生じます。
この事はとくにフレーズの始まりの音で感じます。
また、バロックの曲のノンレガートの部分を「ゆっくり離鍵」を意識して弾くと、
今までよりも優雅になりました。
今まで疑問に思っていたことの解決の糸口がみつかり、嬉しくなりました。
この日教わったことは、
レガートの始まりの音の入り方と終わりの音の離し方にも応用できそうです。
今、家での「細切れ時間」に、
この「ゆっくり打鍵」と「ゆっくり離鍵」を繰り返し練習しています。
鍵盤と触れ合うことが楽しく心地よいです。
でも、この方法で実際に曲を演奏してみようとしても、
なかなかスムーズにはいきません。
上げ下げを意識し過ぎてぎくしゃくした動きになり、
可笑しくて1人で笑ったりしています。
まだまだ自分の指や手や腕のコントロールが思うようにはできませんが、
「継続は力なり」の精神で、気長に練習してみようと思います。
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